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27
2014

冷凍食品毒物混入事件の動機について考える

世間を騒がせた冷凍食品毒物混入事件の容疑者が逮捕され、報道で「動悸は会社に待遇についての不満があった」とのこと。

どうやら契約社員が正社員の2倍強いる会社(正社員60~70名、契約社員等150~160名?)で、契約社員の時給は1,000円~1,500円。最近給与体系の見直しがあり、頑張る人は評価され給与が上がる仕組みになり、早出・遅出手当や家族手当などが廃止されたようです。
また、契約は半年ごとに更新、正社員の途用制度もありますが、実際正社員へ移行できるのは年間2~3人程度だったとのこと。

まず、会社側の落ち度と言えば、充分な社員説明を行わなかった可能性があることが一番に挙げられるでしょう。
「どうすれば給与が上がるのか」
「どうすれば正社員になれるのか」
この2点について、透明性のある基準を示し、本人がそこに向かって努力することができる「目標」を持たせられていたかどうか。
正社員と契約社員の待遇の差について合理的な理由と職責の違いを説明していたかどうか。
契約更新の際には、本人の働き方の意向を聞き取り、自己実現へ向けての道筋と方法を示していたかどうか。
また、他にも
契約社員を「使い捨て」という社風がなかったかどうか。
教育された評価者による正しい評価が行われていたかどうか。…等という点も挙げられるでしょう。

マスコミでは世間一般的な非正規雇用者に対する労働条件の低さを採り上げ、非正規雇用の制度自体「社会悪」として論じているコメンテーターも見受けられます。
ただ、今回のケースは、一方的に会社の体質や社会に問題があった、とは思えません。
あのニュースを見た多くの方がそう感じたでしょう。

非正規雇用の制度自体は、決して悪ではありません。需要と供給(求人と求職)がマッチングする場合もありますし、以前お話したことがありますが、厚生労働省の調査の通り、非正規で働いている理由を「正社員として働ける会社がなかった」と答える人は少なく「自分の都合の良い時間で働けるから」「家計や学費の補助として」と答える人が多いのです。
参照過去記事:「正規雇用と非正規雇用」

そして、何故、彼があの歳で非正規雇用で働いているのか?
何故、彼は8年も勤務して正社員に途用されていないのか?
これは会社に対する疑問ではなく…つまり「彼は、どう努力したのに報われなかったのか」(←この努力は勿論「上司への直談判」なんていうものでは無く自己実現への努力です。)という疑問が生じてしまうのです。

詳細がわからないままに発言することは問題だと承知の上で…『頭にきたからと言って他人の健康を脅かすような犯罪に走ってしまうくらいなら、趣味に費やすお金とその時間を使って、人生設計を立て直すべき』だと思います。
自己努力無しで、何でもうまくいってしまう人間もいるでしょうが、極稀なはずです。

今回、会社に全く落ち度が無いとは言えませんが、想定外の社員の行動で会社も不憫だ、と感じてなりません。


余談ですが…私はいつもこう思っています。
『人生設計は引き算
 10年後、20年後、自分はどうあるのか
 それには3年、5年までに何をしておくべきか
 その為に今、何をすべきなのか


つい長い記事になってしまいましたが…
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